「イライラすると高血圧になるって本当?」
「環境の変化などストレスを感じることが多くなってくると、血圧は高くなるの?」
ストレスと血圧は根深い関係にあります。
環境の変化や気候の変化といった要因でもストレスを感じて、血圧に影響が出る場合もありますよ!
その中でもイライラの感情は高血圧の人にとっては特に気をつける必要があります。
この記事ではストレスと血圧についておさらいしながら、イライラと高血圧の関係や対策方法についてご紹介します。
ストレスが血圧に与える影響
ストレスは誰にでもあるものですが、長い期間にわたって強いストレスがかかると心身にダメージを与えます。
ストレスを感じるとそれに反応して自律神経のうちの交感神経が刺激されます。
交感神経の働きが活発になると、興奮状態になり、血管が収縮するので血圧が上がります。
また、血液を固まらせるホルモンも副腎から分泌されるので血が滞りやすくなり、血栓もできやすくなるリスクも高くなりますよ!
血流に障害が起こることで倦怠感や頭痛の原因にもなりかねません。
これらの不調がある場合は、心身のSOSである可能性も疑いましょう。
高血圧の人は特に、脳卒中や心筋梗塞が起こりやすくなるのでストレスの蓄積に注意する必要があります。
ストレスが原因の血圧を改善する3つの方法【血圧下げる】
イライラと高血圧の関係
怒りの感情は血圧に大きな影響を与えます。
高血圧でない人も、イライラしているときは20~30mmHgほど血圧が上昇するとも言われています。
一時的なものであっても、一日に何度もイライラするタイミングがあると、前述の通り、血液がドロドロした状態になって血栓が出来るリスクや動脈硬化を招きやすい状態になる危険があります。
血圧の気になる人でなくても、できるだけ血圧の上昇は避けたいものですよね。
アンガーマネジメントも血圧上昇を避けるのに有効
怒りの感情で、健康面に影響が出ては勿体ないですよね。
そもそも、怒りの感情に至る原因を紐解き、感情の扱い方を知るとイライラを回避することができます。
アンガーマネジメントとは、怒りと向き合うための心理トレーニングです。
怒リの感情を我慢するトレーニングではなく、不要な怒りの感情を見極めて内省し、必要な怒りを適正な形でアウトプットすることも練習によって可能になるようです。
トレーニングの中で怒りの感情を数値化して、客観的に自分の心の状態を捉える工程もあります。
イライラの感情を細かく分解していくと、怒りが治まる場合もありますよ!
【アンガーマネジメント①】怒りで失敗しないために今最も必要なスキル
ストレスフルな環境で、ついついイライラしてしまいがちな人は是非チェックしてみてくださいね!
乳酸がイライラを解消してくれる?
運動中に溜まると疲労感が出やすくなったり、悪者にされがちな乳酸。
しかし、乳酸は脳の神経に作用して不安を緩和してメンタルにも働きかけます。
乳酸が大量に発生するようなハードな筋力トレーニングはケアや体力面でハードルが高いのですが、適度な運動によって気分転換やストレス解消にも繋がることが科学的にも証明されています。
こちらの記事でも運動と高血圧対策について紹介していますので是非チェックしてみてくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
最後にこの記事のおさらいです!
– 血圧が上がる要因のひとつにストレスがある
– ストレスを感じるとそれに反応して自律神経のうちの交感神経が刺激される
– 交感神経の働きが活発になることで、血管の収縮が起きて血栓もできやすくなる
– 血流の不調で倦怠感や頭痛といった心身のSOSが現れる場合がある
– 血圧が標準の人でもイライラしていると血圧が20~30 mmHgほど上昇すると言われている
– アンガーマネジメントで怒りの感情を客観的に捉えて感情の処理の仕方をトレーニングすることで、イライラを落ち着けて血管の状態を保つことに繋がる
– 悪者にされがちな乳酸も脳の神経に働きかけ、メンタルに作用するので適度な運動も効果的
生きている以上、ストレスを感じることはある程度仕方のないものです。
イライラしてしまったときに、怒りの感情との付き合い方を知っているだけでも、血圧を高くしてしまうことから上手に避けることができますよ!
運動や、気持ちの持ち方を学ぶことも血圧の安定のために大切なことなので是非出来ることからトライしてみてくださいね。
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