「高血圧の対策に、おすすめの果物は?」
「毎日摂れる手軽な食材で高血圧対策がしたい!」
今回は、高血圧の人におすすめの食材「バナナ」についてご紹介します。
バナナがおすすめの理由
バナナが高血圧対策におすすめできる理由にはバナナの成分に注目するとわかりやすいでしょう。
ここからはバナナに含まれる主な栄養成分について解説します。
バナナの主な栄養成分
– カリウム
– GABA
– 食物線維
他にもビタミンB群やミネラル、ポリフェノールやトリプトファンなどの栄養成分がバナナに含まれていますが、高血圧に特に関連のあるカリウムやGABAが豊富であることが大きなポイントです。
【雑学】簡単!朝食バナナ:高血圧と血糖値対策で長生き!?
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カリウムとは
カリウムはナトリウムを体外に排出する働きのある栄養素です。
カリウムとナトリウムは身体の浸透圧に関与しており、身体の酸性・アルカリ性のバランスや塩分の濃度、神経伝達や心臓や筋肉の機能の調節などの働きがあります。
その中でもカリウムは腎臓でナトリウムが再吸収されるのを抑えて、余分なナトリウムを尿として排出する働きがあるので、血圧を下げる効果があります。
カリウムは野菜や海藻に豊富に含まれていますが、カリウムは熱に弱く、ゆでたり焼いたりする加熱調理でカリウムは減ってしまいます。
その点、バナナは加熱せずに生で食べることができるので、栄養の減少の心配がいらないのもメリットのひとつです。
カリウムの摂りすぎには気をつけて!
どんな栄養素でも、過剰摂取には気をつけましょう。
カリウムの量は腎臓で血中濃度が保たれています。
腎機能に問題がない人でカリウム補給のサプリメントを使用していない限りは過剰症になるリスクは少ないものの、腎臓の機能に問題がある人は腎臓でうまくカリウムが調整できずに高カリウム血症になるリスクがあるので過剰摂取に気をつけましょう。
GABAとは
また、バナナのうまみ成分に含まれるGABAは血圧を抑える成分です。
GABAには興奮状態を抑える働きがあるので、抗ストレスや血圧の降下をもたらしてくれます。
緊張状態や寒さ・暑さなどのストレスがある際に血管を収縮させる神経伝達物質の分泌をGABAが抑え、血管の収縮状態から和らげて血圧の流れを改善する効果があるので、結果として血圧が下がります。
血圧が高めの方だけでなく、ストレスを感じやすい人にもおすすめの栄養素で、バナナの他には発芽玄米や発酵食品にも豊富に含まれています。
ストレスに負けない体をつくる「GABA」の働きと含まれる食べ物
まとめ
いかがでしたでしょうか?
最後にこの記事のおさらいです!
– バナナにはカリウムやGABA、食物線維などの栄養成分が含まれている
– 他にもビタミンB群やミネラル、トリプトファンなどの栄養成分がバナナに含まれている
– カリウムはナトリウムの再吸収を防ぎ、尿中に排出する働きがあるので血圧を下げる効果がある
– 熱に弱い特性があるので、生で食べられるバナナはカリウムを減少させずに身体に摂取することができる
– カリウムは腎臓の機能に問題がなく、カリウムのサプリメントを摂っていない限りは過剰症のリスクは低い
– 腎臓の機能に問題がある場合は高カリウム血症を引き起こす場合があるので、摂りすぎに気をつける必要がある
– GABAは興奮状態を抑える働きがある
– 緊張やストレスで収縮した血管を緩めて血の流れを改善する栄養素なので、血圧が高めの人だけでなく、ストレスを感じている人にもおすすめの栄養素
バナナには、高血圧対策におすすめの栄養成分が豊富に含まれています。
スーパーや果物屋だけでなく、最近はコンビニでも手に入るので積極的に摂ってみてくださいね。
もちろん、オーバーカロリーにならないように一日のエネルギー摂取量の範囲内で間食やデザートに少しずつ食べるようにしましょう。
ブレイクタイムに欠かせないコーヒーと高血圧についてはこちらの記事でチェックできます。
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