「高血圧予防のためにおすすめの食材を知りたい!」
「野菜はサプリメントではないので、加熱や水に栄養が逃げてしまうのでは?なるべく栄養を逃さないキャベツの調理方法は?」
キャベツはどこのスーパーやコンビニでも手に入る身近な野菜です。
食物線維やビタミンCが豊富なキャベツは高血圧にもよい働きをしてくれますよ!
この記事ではキャベツを食べることによる血圧へのメリットや、栄養を逃しにくい調理方法についてご紹介します。
キャベツが与える血圧へのメリット
血圧への主なメリットは次の通りです。
ナトリウムを排出して血圧を下げる
キャベツにはカリウムが豊富に含まれています。
生のキャベツの葉2枚分相当の130gにはカリウムは270mg含まれており、キャベツは野菜の中でもカリウムの量は多め。
カリウムは余分なナトリウムを排出してくれる効果があり、高血圧の予防にはおすすめのミネラルです。
特に日本食には塩分が多く含まれており、摂取するナトリウム量も外国に比べて多い傾向があります。
そのため、野菜や果物で普段からカリウムを積極的に摂る必要があります。
間食にはカリウムが豊富なバナナもおすすめです。
こちらの記事でも詳しくご紹介しているので是非チェックしてみてくださいね。
※腎臓の機能が弱まっている方や医師から指導を受けている人は摂取するカリウムの量に制限がある場合がありますので、注意しましょう。
血糖値を下げる
血圧が気になる人は血糖値の上昇についても気をつける必要がありますよ!
血糖値が高くなっている状態では血液内の浸透圧に影響があるため、血圧が上がりやすくなります。
血圧が気になる人も、食べる順番を変えて血糖値の影響が最小限になるように心がけることが大切です。
そこで、食事ではキャベツを先に食べることでも対策が出来ますよ!
キャベツに食物線維が豊富に含まれています。
食物線維は糖質に比べると消化のペースがゆっくりである特徴があるため、先に食物線維が豊富な食材を食べて糖質を後に摂ることで、順次消化されるために血圧の急上昇を防ぐことができます。
それによって、血糖値の急上昇による血管内のダメージを防ぐことが出来るため血圧対策にも有効で、動脈硬化の予防にも期待出来ます。
調理法の注意点
ここからは、キャベツの栄養を無駄にすることなく摂取するために知っておきたい、調理の注意点についてご紹介します。
生食がおすすめ
キャベツに含まれる栄養素は熱に弱い特徴があります。
そのため、茹でたり炒めたりする調理方法では成分が溶け出してしまうので、なるべく生で食べるのがおすすめです。
生で食べるときは切ってから水さらしをすると、成分が流出するので、水で洗ってから切ると損出を最低限に留めることが出来ますよ!
キャベツにはビタミンたっぷり!意外なアレに効く栄養と効能
加熱する場合は汁ごと味わえるものを
キャベツの生食は栄養の損出が少ないとはいえ、生で食べるとボリュームがありますよね。
加熱調理するときは、溶け出した栄養素をまるごと摂ることが出来る汁物もおすすめです。
味噌汁やシチュー、スープなどのレシピを試してみましょう!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
最後にこの記事のおさらいです!
– キャベツにはカリウムが豊富に含まれている
– カリウムはナトリウムを排出して血圧を下げる
– 日本食は特に塩分が高いので日本人は特にカリウムを積極的に摂る必要がある
– キャベツは血糖値を下げる働きがある
– キャベツに豊富に含まれる食物線維は消化ペースがゆっくりであり、最初にキャベツを食べてから糖質の多いものを摂ると、血糖値の急上昇を防ぐことに期待出来る
– キャベツに含まれる栄養素は熱に弱いものが多いので生食がおすすめ
– 加熱料理の場合は汁ごと摂れる料理を選ぶと無駄が少ない
高血圧対策は身近な食材の栄養を摂ることや、食べ方の順番を工夫することでも出来ますよ!
是非、キャベツを積極的に摂って高血圧予防にお役立てください。