高血圧はいつ治る?どれぐらいで効果が出るの?

「高血圧の薬を飲み始めてから少し経つけれど、まだまだ改善が見られない・・・」
「高血圧はどれぐらい食事に気を付けたり、薬を飲んだりすると治るものなの?」

食事の塩分を控えたり、ウォーキングや軽いジョギングなどの有酸素運動に取り組んだりと、高血圧の予防や改善には労力はもちろんのこと、時間もかかるものです。
頑張っているのになかなか数字に表れないときは不安になりますよね。
この記事では高血圧はどれぐらいで改善されるのか、効果が見られないときに知っておくべきポイントについて解説します。

1カ月では改善されないことがほとんど


普段の味付けが濃い人や、高血圧と診断されてから禁酒や禁煙に取り組んでいる人にとっては最初の1カ月は乗り越えるのが辛いところ。
長く感じる1カ月ですが、高血圧が改善されるのはまだまだ時間がかかることも事実です。

一般的には2~3カ月ぐらいは様子を見て、血圧の降下はゆるやかなペースで計画されるものです。
1カ月で効果が出なくても、高血圧の改善のための生活習慣は続ける必要があり、この期間を過ぎても改善が見られない場合には医師に相談すると良いでしょう。

高血圧の改善には朝と晩とで1日2回、血圧を測って記録していく必要があります。
投薬治療や食事療法を活用しながら、自宅でリラックスした状態での血圧を記録していくことで、病院で緊張して血圧が高く出てしまう人でも変化に気付くことができますよ!

また、禁煙がネックに感じている人はまずは本数を減らす「減煙」を目指すと良いでしょう。
こちらの記事ではタバコと高血圧について解説していますので、是非チェックしてみてくださいね。

タバコと高血圧の関係

タバコと高血圧の関係

高血圧と一緒に肥満について医師から指摘されている場合は、食事についても工夫が必要です。
こちらの記事ではオートミールをダイエットに活用するメリットについて口コミと一緒にご紹介していますので、参考にしてみてくださいね。

口コミあり!オートミールダイエットのメリット
https://nagareha.com/archives/171

いつまで高血圧に気を付けないといけないの?


一度高血圧を指摘されて、数カ月高血圧の改善を意識した生活を送り、数字に表れてきても基本的には今後ずっとその生活習慣を続ける必要があります。

しかし、ストレスになってしまうとかえって改善の効果が出にくくなるだけでなくストレスが原因で血圧が上昇しやすい環境を作る要因にもなり得ます。
一気に運動や禁煙・禁酒、食事などとすべての習慣を変えるのではなく、まずはできることからスタートして様子を見ながら対策の手段を選ぶようにしましょう。

ストレスが原因の血圧を改善する3つの方法【血圧下げる】

まとめ


いかがでしたでしょうか?
最後にこの記事のおさらいです!

・高血圧の治療や生活習慣の改善は1カ月だけでは効果が見られないのがほとんど
・高血圧の治療は一般的には2~3カ月ぐらいは様子を見て、血圧の降下はゆるやかなペースで計画される
・1カ月で効果が出なくても、高血圧の改善のための生活習慣は続ける必要があり、この期間を過ぎても改善が見られない場合には医師に相談するのがおすすめ
・病院で血圧を測ると緊張してしまって高く出てしまいやすい人は、自宅でリラックスした状態で血圧を測ると変化に気付きやすい
・高血圧の改善のための習慣がかえってストレスになると逆効果なので、一気にすべてを変えるのではなく、様子を見ながら手段を選ぶのがおすすめ

高血圧の治療は、本人だけでなく家族の理解や協力も必要である場合があります。
当事者はどうしても孤独に感じがちですが、高血圧の改善のために伴走してくれている人の存在も感じながら取り組んでみてくださいね。

利尿剤を使うと血圧は下がるの?

「何で尿を出すことで血圧が下げるの?」
「水分量と血圧は何の関係があるの?」

病院で高血圧と診断された人の中には治療に利尿剤が用いられる場合があります。
これは、利尿剤で尿を身体の外に排出するときに、高血圧の要因となるナトリウムを尿と一緒に出すことで血圧を下げる狙いがありますよ!

この記事では高血圧の治療に利尿剤が使われる理由や注意点についてご紹介します。

そもそも利尿剤とはどんなものなの?


利尿剤は尿の量を増やして身体から余分な水分の排出を促進させる目的で使用される薬のことです。

浮腫が見られる疾患や膀胱炎、心不全・高血圧の治療にも用いられる場合もあります。
利尿剤といっても、成分や排出までの作用は様々あり、カリウムを多く含む利尿剤やカリウムやナトリウムといった電解質に影響を与えない利尿剤も存在します。
疾患や患者の体質によってはカリウムが禁忌とされているものがあるので、患者の状態によって医師の判断により利尿剤の種類が決められます。

また、稀ではありますが、副作用に女性化乳房(乳房が張ること)や聴覚障害が見られるケースもあるようです。

高血圧の治療に利尿剤が使われる理由


高血圧の場合だと、利尿剤で水分が身体の外に排出されるからかえって塩分の濃度は高くなるのでは・・・?と心配になってしまう人も多いのではないでしょうか。

しかし、利尿剤が高血圧の治療に使われるのは、塩分を多く摂ったときの身体の中の様子を思い浮かべるとイメージしやすくなるかもしれません。
塩分の高いものを食べると、身体の中の浸透圧(身体の一定の塩分濃度)を保とうと水分が増えます。
そのときに余分になった水分は体外へ尿となって排出されますが、その際に多くの尿を出すために心臓のポンプ機能によって血液を送り出します。
このポンプ機能が強く働くときに血圧は上がります。

そのため、利尿剤を活用することで利尿作用によって身体の余分な水分が排出されるため血圧を下げる効果が期待出来ます。

利尿剤が高血圧の治療に使われるのは、心臓の負担を減らして余分な水分を体外に排出させる目的である場合がほとんどです。

浸透圧のしくみをイラスト図解で分かりやすく説明

自分で判断して使用していいの?


利尿剤はドラッグストアで手に入るものもありますが、高血圧の治療を目的に利尿剤を使う場合、必ず医師の診断を受け、自己判断で利尿薬を購入するのは辞めましょう。

利尿剤には種類があり、成分の中には高血圧やその人の持つ疾患にとって禁忌とされているものもある可能性もあります。
単なる高血圧ではなく、何かの疾患と併発している場合もあるので、自己判断は避けておくべきです。

こちらの記事でも、高血圧の人が食事を摂る上で気をつけるべきポイントをご紹介していますので、是非チェックしてみてくださいね。

高血圧の人は納豆を食べて良いの?絶対に食べてはいけない人とは

まとめ


いかがでしたでしょうか?
最後にこの記事のおさらいです!

  • 高血圧の治療に利尿剤が用いられる場合がある
  • 利尿剤で尿を身体の外に排出するときに、高血圧の要因となるナトリウムを尿と一緒に出すことで血圧を下げる狙いがある
  • 利尿剤は尿の量を増やして身体から余分な水分の排出を促進させる目的で使用される薬のこと
  • カリウムを多く含む利尿剤やカリウムやナトリウムといった電解質に影響を与えない利尿剤も存在し、医師の判断でどれを用いるかが決まる
  • 副作用に女性化乳房(乳房が張ること)や聴覚障害が見られる稀なケースもある
  • 利尿剤が高血圧の治療に使われるのは、臓の負担を減らして余分な水分を体外に排出させる目的である場合がほとんど
  • 高血圧の治療を目的に利尿剤を使う場合、必ず医師の診断を受け、自己判断で利尿薬を購入は行ってはいけない
  • 利尿剤には種類があり、成分の中には高血圧やその人の持つ疾患にとって禁忌とされているものもある可能性もある

尿を出すことで、身体の水分が減るのでかえって血圧が高くなるのでは?と思われる人もいるかもしれませんが、利尿剤により高血圧を治療する理由には上記のものがあります。

身体の仕組みや、治療の目的を把握しておくことで普段から何を意識するべきなのかも明確化することにも繋がります。

身体の中ではどんなことが起こっているかについても目を向けながら、改善を目指しましょう!

高血圧は何歳から気にするべき?

「30代だけど、そろそろ高血圧の対策はした方が良いかな?」
「高血圧は何歳から本格的に対策したらいいの?」

高血圧になるタイミングは人それぞれです。
生まれつき高血圧になりやすい体質の人もいれば、これまでの生活習慣が原因で後天的に高血圧になる人もいます。

高血圧と遺伝についてはこちらの記事でも詳しくご紹介していますので是非参考にしてみてください。
高血圧は遺伝する?家族と行いたい高血圧対策について

高血圧は遺伝する?家族と行いたい高血圧対策について

この記事では高血圧をいつから対策すれば良いのかについて解説します。

高血圧は何歳からなりやすい?


日本人の3人に1人が高血圧になっていると言われている中で、高血圧を発症しやすいのは40代からが多い傾向があります。
また、加齢とともに多くなる特徴があり、70歳以上では約7割の人が高血圧であるというデータもありますよ!
高齢化に伴い、数字だけを見ると必然的に高血圧の人が多い状態ではありますが、日本人は高血圧の人が多い特徴があり、ストレスを溜めやすい国民性や日本食の味付けといった背景もあります。

また、加齢によって血管自体も弱くなることも年齢が高くなるにつれて高血圧のリスクが高くなる理由のひとつです。

対策はいつでも初めても良い


40代から高血圧を発症する人が多いからといって、40代になってから血圧の対策をするのではなく、なるべく早いうちに高血圧対策をはじめましょう。

例えば、高血圧対策のための食事は基本的に薄味が中心です。
若い頃から濃い味のものに慣れてしまって、高血圧と診断されてから急に減塩レシピに切り替えると、食事が味気なく感じてしまってなかなか続けにくくなります。

高血圧と診断されてから食事指導が入ると極端に味付けに物足りなさを感じることになりますが、日頃から薄味に慣れていて、濃い味のものは外食の時だけにするといった方法でうまく息抜きしながら取り組むことができますよ!

【1日でむくみ解消】カラダが喜ぶ♫塩分ゼロのおうちDIETレシピ

また、禁煙についても同じことが言えます。
タバコは高血圧の人にとってメリットはありません。

動脈硬化などの循環器の疾患を引き起こすデメリットのある喫煙は、タバコを吸う本人だけでなく副流煙を吸わせてしまっている周りの人の健康にも被害があります。

長年続いた習慣をいきなりやめることは難しいことですが、年月をかけて徐々にタバコの本数を減らして減煙から禁煙にシフトチェンジすることで禁煙の成功率は高くなります。

スタートは早いほうが、後々の負担を減らします。
是非今のうちから減塩・煙にチャレンジしましょう!

こちらの記事では高血圧以外のタバコを吸うことのデメリットについて解説しています。
タバコが与える健康への被害を把握しておくことでも、禁煙や減煙のモチベーション維持にも繋がります。
是非参考にしてみてくださいね。
【筋トレとタバコ】喫煙がトレーニ
ングに与える悪影響3つ

【筋トレとタバコ】喫煙がトレーニングに与える悪影響3つ

【筋トレとタバコ】喫煙がトレーニングに与える悪影響3つ

まとめ


いかがでしたでしょうか?
最後にこの記事のおさらいです!

  • 高血圧になるタイミングは人それぞれで、生まれつき高血圧になりやすい体質の人や生活習慣が原因で高血圧になる人もいる
  • 日本人の3人に1人が高血圧で、加齢とともに高血圧の割合が高くなる
  • 40代からが高血圧の人の割合が高くなっている傾向があり、70代では7割が高血圧であるデータもある
  • 加齢によって血管自体も弱くなることも年齢が高くなるにつれて高血圧のリスクが高くなる理由のひとつ
  • 40代から高血圧を発症する人が多いからといって、40代になってから血圧の対策をするのではなく、なるべく早いうちに対策した方がよい
  • 高血圧と診断されてから食事療法を行うと、味付けの薄さに戸惑うことになるが、若いうちから薄味を中心にしておき、濃い味のものは息抜きで食べると緩やかな方法で健康維持ができる
  • 高血圧のリスクを高くする喫煙も、長年続くと辞めづらくなるので禁煙は早いうちから行うのが良い

高血圧の対策は早いうちに行って損はないでしょう。
今から出来ることからはじめて、高血圧になりやすい年代に備えておきましょう!

高血圧対策におすすめのカリウムが多い食材【海藻類について】

「高血圧対策にカリウムの多い食材のおすすめが知りたい!」
「毎日摂るものだから長期保存できる食材だと助かる!」

身体の中のナトリウムを排出してくれる働きのあるカリウムは、高血圧対策したい人に特に摂って欲しいミネラルです。
カリウムの多い食材のひとつの海藻類についてご紹介します。

カリウムを豊富に含む食材のキャベツについてはこちらの記事でご紹介していますので、是非チェックしてみてくださいね。

【高血圧予防におすすめの食材】キャベツの血圧への効果や調理法の注意点

カリウムとは


カリウムはナトリウムを体外に排出する働きのある栄養素です。
カリウムとナトリウムは身体の浸透圧に関与しており、身体の酸性・アルカリ性のバランスや塩分の濃度、神経伝達や心臓や筋肉の機能の調節などの働きがあります。

その中でもカリウムは腎臓でナトリウムが再吸収されるのを抑えて、余分なナトリウムを尿として排出する働きがあるので、血圧を下げる効果があります。

カリウムは野菜や海藻に豊富に含まれていますが、カリウムは熱に弱く、ゆでたり焼いたりする加熱調理でカリウムは減ってしまいます。

その点、バナナは加熱せずに生で食べることができるので、栄養の減少の心配がいらないのもメリットのひとつです。

海藻類がおすすめな理由


多くの食材がある中で、海藻類のおすすめポイントは次の通りです。

– 食物線維が豊富
– 満腹感があるので食べ過ぎの防止ができる
– カルシウムも摂取できる
– 賞味期限が長いものが多い

ひとつずつ詳しく見ていきましょう。

食物線維が豊富


海藻類はカリウムはもちろんのこと、食物線維が豊富です。

わかめやこんぶ、もずくなどの表面がネバネバとした海藻は水溶性食物線維が豊富です。

水に溶ける性質のある食物線維は、お通じを改善してくれる働きや、食事の最初に食べることで糖や脂質の吸収を抑えてくれる効果もありますよ!
肥満気味の人は高血圧の傾向が高いため、ダイエットにも効果的なのは嬉しいポイントですよね。

満腹感があるので食べ過ぎの防止ができる

海藻類は「かさ」があるので、少量でも満腹感があります。
また、わかめやこんぶなどの大きな海藻は良く噛む必要があるので、さらに満腹感を得やすくなりますよ!

食べ過ぎ防止を狙うなら、食事では海藻類を先に食べることを意識してみてくださいね!

【ダイエットレシピ】洗って炒めるだけ☆「食物繊維たっぷり!無限わかめ」【糖質制限】diabetes low carbohydrate recipe

カルシウムも摂取できる


海藻類はミネラルが豊富です。
カルシウムが摂れる食材と言えば乳製品のイメージが先行しがちですが、海藻類にも多く含まれていますよ!

カルシウムと高血圧はあまり関係がないように見えて、実は深い関係があります。
骨を作るだけでなく、血管の材料としてもカルシムは私たちの身体の中で活躍しています。
そのため、カルシウムが不足すると高血圧や動脈硬化を引き起こすリスクがありますよ!

カルシウムの不足している状態では血圧が上がりやすくなったり、血管が老化してしまいやすくなったりするので、血圧が気になる人は特に不足に気をつけましょう。

まとめ


いかがでしたでしょうか?
最後にこの記事のおさらいです!

– カリウムはナトリウムの再吸収を防ぎ、尿中に排出する働きがあるので血圧を下げる効果がある
– 海藻類が高血圧の人にお勧めな理由はカリウムが豊富であること
– カリウムだけでなく、食物線維も多く含まれている
– 海藻類はかさがあるので少量でも満腹感を得やすいため、食事の最初に食べることで食べ過ぎ防止の効果がある
– カルシウムは骨だけでなく、血管を作っているため不足すると血圧が上がりやすくなるほか、動脈硬化のリスクも高くなる

海藻類は、カリウムだけでなくカルシウムや食物線維など、血圧が気になる人は特に取っておく必要のある栄養素が豊富に含まれています。

また、乾物として加工されているものが多いため、賞味期限も長めなのもありがたいですよね!

注意点としては、海藻類を食べ過ぎるとお腹が緩くなってしまう場合があります。
お腹が弱いと思われる人は、いきなり大量に食べないように気をつけましょう。

是非、日々の食生活にうまく取入れて高血圧のリスクを減らす食事を意識しましょう。

【高血圧予防におすすめの食材】キャベツの血圧への効果や調理法の注意点

「高血圧予防のためにおすすめの食材を知りたい!」
「野菜はサプリメントではないので、加熱や水に栄養が逃げてしまうのでは?なるべく栄養を逃さないキャベツの調理方法は?」

キャベツはどこのスーパーやコンビニでも手に入る身近な野菜です。
食物線維やビタミンCが豊富なキャベツは高血圧にもよい働きをしてくれますよ!
この記事ではキャベツを食べることによる血圧へのメリットや、栄養を逃しにくい調理方法についてご紹介します。

キャベツが与える血圧へのメリット


血圧への主なメリットは次の通りです。

ナトリウムを排出して血圧を下げる

キャベツにはカリウムが豊富に含まれています。
生のキャベツの葉2枚分相当の130gにはカリウムは270mg含まれており、キャベツは野菜の中でもカリウムの量は多め。

カリウムは余分なナトリウムを排出してくれる効果があり、高血圧の予防にはおすすめのミネラルです。
特に日本食には塩分が多く含まれており、摂取するナトリウム量も外国に比べて多い傾向があります。
そのため、野菜や果物で普段からカリウムを積極的に摂る必要があります。

間食にはカリウムが豊富なバナナもおすすめです。
こちらの記事でも詳しくご紹介しているので是非チェックしてみてくださいね。

高血圧の対策にバナナがおすすめの理由

※腎臓の機能が弱まっている方や医師から指導を受けている人は摂取するカリウムの量に制限がある場合がありますので、注意しましょう。

血糖値を下げる

血圧が気になる人は血糖値の上昇についても気をつける必要がありますよ!
血糖値が高くなっている状態では血液内の浸透圧に影響があるため、血圧が上がりやすくなります。

血圧が気になる人も、食べる順番を変えて血糖値の影響が最小限になるように心がけることが大切です。

そこで、食事ではキャベツを先に食べることでも対策が出来ますよ!

キャベツに食物線維が豊富に含まれています。
食物線維は糖質に比べると消化のペースがゆっくりである特徴があるため、先に食物線維が豊富な食材を食べて糖質を後に摂ることで、順次消化されるために血圧の急上昇を防ぐことができます。

それによって、血糖値の急上昇による血管内のダメージを防ぐことが出来るため血圧対策にも有効で、動脈硬化の予防にも期待出来ます。

調理法の注意点


ここからは、キャベツの栄養を無駄にすることなく摂取するために知っておきたい、調理の注意点についてご紹介します。

生食がおすすめ


キャベツに含まれる栄養素は熱に弱い特徴があります。
そのため、茹でたり炒めたりする調理方法では成分が溶け出してしまうので、なるべく生で食べるのがおすすめです。

生で食べるときは切ってから水さらしをすると、成分が流出するので、水で洗ってから切ると損出を最低限に留めることが出来ますよ!

キャベツにはビタミンたっぷり!意外なアレに効く栄養と効能

加熱する場合は汁ごと味わえるものを

キャベツの生食は栄養の損出が少ないとはいえ、生で食べるとボリュームがありますよね。
加熱調理するときは、溶け出した栄養素をまるごと摂ることが出来る汁物もおすすめです。

味噌汁やシチュー、スープなどのレシピを試してみましょう!

まとめ


いかがでしたでしょうか?
最後にこの記事のおさらいです!

– キャベツにはカリウムが豊富に含まれている
– カリウムはナトリウムを排出して血圧を下げる
– 日本食は特に塩分が高いので日本人は特にカリウムを積極的に摂る必要がある
– キャベツは血糖値を下げる働きがある
– キャベツに豊富に含まれる食物線維は消化ペースがゆっくりであり、最初にキャベツを食べてから糖質の多いものを摂ると、血糖値の急上昇を防ぐことに期待出来る
– キャベツに含まれる栄養素は熱に弱いものが多いので生食がおすすめ
– 加熱料理の場合は汁ごと摂れる料理を選ぶと無駄が少ない

高血圧対策は身近な食材の栄養を摂ることや、食べ方の順番を工夫することでも出来ますよ!
是非、キャベツを積極的に摂って高血圧予防にお役立てください。

高血圧の人は納豆を食べて良いの?絶対に食べてはいけない人とは

「納豆を食べると血圧がサラサラになるんじゃないの?」
「高血圧の人が納豆を食べると危険なのは何で?」

カリウムが豊富でたんぱく質も摂れる納豆は、血圧が気になる人だけでなく健康を意識して積極的に食べている人が多いのではないでしょうか。

しかし、高血圧の人で医師からを処方されている人は納豆に注意しなければなりません。
処方されている薬によっては、納豆が禁忌である場合もありますよ!

この記事では納豆を食べるメリットをご紹介しながら、絶対に納豆を食べてはいけない人とはどんな人なのかについて解説します。

納豆を食べる基本的なメリット


納豆は「畑の肉」とも言われる大豆を原料にした伝統的な日本の食べ物です。
特有の匂いと食感が好きな人も多く、多くの食卓で朝食の定番になっているのではないでしょうか。

納豆を食べる基本的なメリットには次のものがあります。

– 大豆イソフラボンが豊富
– 納豆菌が腸内環境を整える
– 植物性たんぱく質を摂取出来る
– 食物線維が多い
– カリウムや大豆イソフラボンが含まれている
– 大豆製品のメリットである、血圧や血中脂質の低下にも効果があるというデータがある

それだけでなく、加工食品にもかかわらず栄養成分の損失が少ないのも納豆の魅力のひとつ。
また、普段から納豆を食べる人は食べない人に比べて循環器疾患による死亡リスクが低いという報告もあるようです。

高血圧の予防や、一日の栄養バランスを整えるためにもメリットの多い食品であることがわかります。

納豆を食べてはいけない人とは


納豆を摂る一般的なメリットについて解説してきましたが、ここからは納豆を絶対に食べてはいけない人はどのような人なのかを解説します。

大豆アレルギーの人が納豆を控える必要があるのは勿論、心臓疾患の患者によく処方される薬のワーファリン(ワルファリン)は納豆が禁忌として医師や薬剤師から説明を受けている場合があります。

したがって、ワーファリンを処方されている人を食べてはいけません。

ワーファリン(ワルファリン)は血液凝固剤として使用されている薬です。
薬の作用によって血をサラサラにして血栓が作られるのを防ぐ効果があります。
主に心筋梗塞などの治療や予防に使われているメジャーな薬です。

ワーファリンはビタミンKの働きによって効果が阻害されてしまいます。
納豆に含まれる納豆菌は私たちの腸内で非常に多くのビタミンKを生成します。

ワーファリンを処方されていない人にとって、ビタミンKはカルシウムの骨への吸収をサポートしてくれたり、良い働きをしてくれるものですが、ワーファリンを服用している人は最悪の場合死に至るほど危険であることを覚えておかなければなりません。

納豆自体のビタミンKの含有量はそれほど多くはないのですが、納豆菌が腸内で生成する量が多い特徴があります。

納豆はワーファリンの処方がされていない人が高血圧の予防や対策に食べることはおすすめですが、禁忌とされている場合は絶対に食べないようにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
最後にこの記事のおさらいです!

– 高血圧の人で医師からを処方されている人は納豆を食べてはいけない場合がある
– 納豆は基本的には栄養が豊富でメリットの多い食材
– 加工食品でありながら、大豆イソフラボンやたんぱく質、食物線維やカリウムなどのミネラルの損失が低いのも納豆の魅力
– 心臓疾患の患者によく処方される薬のワーファリン(ワルファリン)は納豆が禁忌とされている
– ビタミンKの働きによってワーファリンの効果が阻害されてしまう
– ワーフアリンを服用している人が納豆を食べてしまうと、腸内で納豆菌がビタミンKを多く生成することから重篤な状態になるほどの危険がある
– 納豆自体のビタミンKの含有量は少ないが、腸内で納豆菌が作るビタミンKの量がワーファリンの働きを阻害して重篤な状態になるほどの危険があるほどである
– 納豆が禁忌とされている人は絶対に食べてはいけない

ご飯のおともにとしても欠かせない納豆は、基本的には食べるメリットの多い食品ですが、食べると重篤な状態になる危険がある人もいます。
メリットだけでなく、注意するべきポイントを押さえておきましょう。

高血圧の予防には適度な運動もおすすめです。
こちらの記事もチェックしてみてくださいね。

高血圧の人が有酸素運動で得られるメリットとおすすめの種類

甘いものが原因で高血圧になる?砂糖と血圧について

「高血圧対策は減塩だけではなく甘いものも気をつける必要があるの?」
「甘いものと高血圧はどんな関係があるの?」

高血圧の対策と言えば、塩分を抑える「減塩」のイメージがありますよね。
しかし、塩分だけでなく、砂糖の摂りすぎにも気をつける必要もありますよ!

砂糖をはじめ、糖分を摂りすぎると糖尿病の発症リスクが高くなります。
高血圧と糖尿病のどちらも血管に関わる疾病です。

糖尿病にかかっている人は高血圧の人が多い傾向もありますよ!

この記事では砂糖と血圧の関係について解説しながら、高血圧の人が甘いものを食べるときの注意点をご紹介します。

血圧と砂糖の関係


砂糖がたくさん入ったお菓子などの糖質の多いものを食べると、血液中のブドウ糖の量を表す血糖値が高くなります。
血糖値が高い状態の血管はドロドロとした形状の血液が流れています。

血液がドロドロしている状態になると、血液に栄養や酸素を身体の隅々にスムーズに送るために、身体は血液をサラサラにしようと水分を多く送り込んで血液量が増えます。
その結果血圧は高くなってしまいますよ!

また、高血圧は血管にダメージを与えます。
砂糖の入った血糖値の高い食べ物が原因で血糖値や血圧が上がり、血管がもろくなると動脈硬化になりやすくなります。

そのため、高血圧の人は塩分だけでなく血糖値の上昇にも気をつける必要があります。

もし甘いものを食べたくなったら、カリウムや食物線維の豊富なバナナをお菓子の代わりに代わりに食べることもおすすめです。
甘いものを食べたくなるときはストレスを感じているタイミングという場合もありますよね。

バナナに含まれるGABAには興奮状態を抑える働きがあり、抗ストレスや血圧の降下も期待出来ます。
1本食べると満足感もあるので、バナナは空腹や甘いものを食べたい!という衝撃的で一時的な食欲も収めてくれる優秀なおやつです。

こちらの記事でも詳しく解説していますので、是非チェックしてみてくださいね!

高血圧の対策にバナナがおすすめの理由

高血圧の人が甘いものを食べるときの注意点


高血圧の人が甘いものを食べる時は次のことに気をつけましょう。

– 間食は多くても1日200kcalまで
– フルーツや甘いものは小分けに
– カロリーだけでなく糖質量もチェックしよう
– 飲物に含まれている糖質にも気をつけて
– 糖分に隠れた塩分を見逃さないように

間食はあくまで3回の食事で摂れない栄養を補うための食事という位置づけです。
甘いものはカロリーが高く、ついついカロリーオーバーになりがちなのでカロリーや糖質量を必ずチェックして食べ過ぎに気をつけましょう。

目安として、おやつのカロリーは1日の合計で最大200kcalとして、合計量を管理しておきましょう。

ジュースやスポーツドリンクにも糖質が多く含まれている傾向があるので、パッケージに記載されている栄養成分にも注目してみてくださいね!

また、栄養補給の点ではたんぱく質やビタミン・ミネラルを補える食事がおすすめです。
特にたんぱく質は血管や内臓、筋肉をはじめ、身体のありとあらゆる部分を作るための材料として働くので、不足のないように摂取する必要があります。

そうとは言っても、なかなか甘いものでたんぱく質を補うことは難しいですよね。

最近では豆腐をスイーツにアレンジしたお菓子も多く存在します。
豆腐は大豆が原料なので、たんぱく質やマグネシウムも含まれています。
また、植物性たんぱく質はゆっくりと身体に吸収される特徴もあるので、腹持ちが良いのも嬉しいポイントですよね。

【豆腐感ゼロ】痩せる!濃厚なお豆腐チョコムース【豆腐スイーツ/低糖質スイーツ】

たんぱく質を摂れる間食として、

– プロテイン
– チーズ
– ヨーグルト
– 豆乳ドリンク
– 豆腐スイーツ

などもおすすめです。

甘塩っぱいお菓子は塩分を感じにくい傾向があります。
しょっぱさをそんなに感じなくても、塩分が高い場合があるので味付けにも目を向けましょう。

まとめ


いかがでしたでしょうか?
最後にこの記事のおさらいです!

– 砂糖がたくさん入ったお菓子などの糖質の多いものを食べると、血液中のブドウ糖の量を表す血糖値が高くなる
– 血糖値が高くなると、血液に栄養や酸素を身体の隅々にスムーズに送るために、身体は血液をサラサラにしようと水分を多く送り込んで血液量が増えてその結果、血圧が高くなる
– 砂糖の入った血糖値の高い食べ物が原因で血糖値や血圧が上がり、血管がもろくなると動脈硬化になりやすくなる
– どうしても甘いものを食べたい!というときはバナナを代わりに食べるのもおすすめ
– 高血圧の人の間食ではカロリーだけでなく糖質量をチェックする必要がある
– 間食ではたんぱく質やビタミン・ミネラルを補えるものが理想的
– 豆腐を原料にしたスイーツはたんぱく質やマグネシウムを補うことができる
– 甘塩っぱいお菓子はしょっぱさをそんなに感じなくても、塩分が高い傾向があるので味付けにも気をつける必要がある

甘いものが好きな人にとっては、塩分や糖分の制限は辛いものですよね。
一気に辞めるのではなく、ルールを決めたり、原料や成分をチェックして自分に合うものを取入れることで食事制限が続けやすくなる場合があります。

是非、知識量ややり方を増やして取り組んでみてくださいね!

高血圧の対策!チョコレートを食べる量はどれぐらいがいいの?

「血圧が高めだから、チョコレートを間食に選びたいけれどどれぐらい食べれば良いの?」
「ダイエット中だからチョコレートの脂質が気になる・・・。カロリーオーバーにはならないの?」

カカオ成分70%以上のチョコレートには、ココアポリフェノールが豊富に含まれ、血圧の高めな人の間食にぴったりです。
しかし、チョコレートは脂質が高く、カロリーもそれなりにあります。

身体に良いからといって沢山食べるのではなく、適量を押さえて効果的に活用しましょう!

チョコレートの選び方や食べるタイミングについてはこちらの記事で紹介しているのでチェックしてみてくださいね。

高血圧対策のおやつにチョコレートがおすすめの理由

チョコレートを摂るメリットや効果


チョコレートにはカカオポリフェノールが含まれています。
ポリフェノールは緑茶やコーヒーにも含まれている抗酸化物質です。

その中でも、カカオポリフェノールはココアやチョコレートなどのカカオ豆を原料にした食べ物に含まれています。
カカオ豆をそのまま使うことのできる食べ物は、ポリフェノールの含有量が多いという特徴もありますよ!
カカオポリフェノールが吸収された後に血中に行き渡ると、血管の炎症を抑えて血行の改善に効果が期待されます。

動脈硬化の予防にも繋がる成分なので、チョコレートは高血圧対策したい人には特にメリットの多い食べ物であることがわかります。

【LDL&血圧】チョコレートの凄すぎる5つの健康効果

チョコレートはどれぐらい摂れば良いの?


健康目的で摂取する場合でもあくまでおやつ(間食)の位置付けで摂取するようにしましょう。

一般的な板チョコのカロリーは大体300kcalほど。
活動量の少ない成人男性の1日の摂取カロリーは2,000kcalで、おやつで摂取するカロリーの目安は1日の摂取カロリーの内の10%なので、1枚まるごと食べるとカロリーオーバーになりがちです。

また、この目安はあくまでおやつで摂取するカロリーの上限なので、必ず1日の摂取カロリーのうちの10%をおやつで摂ることをおすすめしているものではありませんよ!

また、脂質が多い食べ物なので、食事制限中の人はカロリーだけでなく脂質量が上回らないように気をつけましょう。

チョコレートはカカオ成分70%以上のものを選んでいるのを前提として、1日約25グラムが目安です。
板チョコ1枚が約50グラム程度なので、半分ぐらいの量までにして食べ過ぎないようにしましょう。

【血糖値測定】チョコレート効果3種類をそれぞれ1箱一気に食べて血糖値測定!衝撃の結果!

まとめ


いかがでしたでしょうか?
最後にこの記事のおさらいです!

– チョコレートに含まれるカカオポリフェノールはカカオ豆に含まれる抗酸化物質
– 血管の炎症を抑えて、血の流れを改善する効果が期待されている
– 原材料名の先頭にカカオマスが入っているチョコレートはカカオ成分が豊富に含まれている
– カカオ成分が70%以上含まれているものが、カカオポリフェノール配合量が高い
– チョコレートは脂質が多い食べ物なので、ダイエット中の人は特に食べ過ぎに気をつける必要がある
– おやつの摂取するカロリーの目安は1日の摂取カロリーの全体量の10%が目安で、活動量の少ない男性(1日摂取カロリー2,000kcal)が板チョコを間食に1枚食べるとカロリーオーバーになってしまう
– カカオ成分70%以上のチョコレートを1日25グラムまでを目安に食べ過ぎを防ぐ

血圧が気になる人の間食にぴったりな高カカオのチョコレート。
カロリーが高く、脂質が多いという特徴をよく理解して、効果的に摂取しましょう!

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高血圧対策にチョコレートを食べるときにおすすめの時間帯は?

「高血圧対策のためにチョコレートを間食にしたいと思うけれど、いつ食べればよいかわからない?」
「太りやすいタイミングはあるの?」

血圧が気になる人にもおすすめのチョコレート。
この記事では効果的に摂取するためにおすすめの時間帯についてご紹介します。

チョコレートを摂るメリット


チョコレートにはカカオポリフェノールが含まれています。
ポリフェノールは緑茶やコーヒーにも含まれている抗酸化物質です。

その中でも、カカオポリフェノールはココアやチョコレートなどのカカオ豆を原料にした食べ物に含まれています。
カカオ豆をそのまま使うことのできる食べ物は、ポリフェノールの含有量が多いという特徴もありますよ!
カカオポリフェノールが吸収された後に血中に行き渡ると、血管の炎症を抑えて血行の改善に効果が期待されます。

動脈硬化の予防にも繋がる成分なので、チョコレートは高血圧対策したい人には特にメリットの多い食べ物であることがわかります。

【LDL&血圧】チョコレートの凄すぎる5つの健康効果

こちらの記事ではチョコレートの選び方や注意点についても解説しています。
是非チェックしてみてくださいね。

高血圧対策のおやつにチョコレートがおすすめの理由

おすすめのタイミング


チョコレートは基本的に脂質が高く、カロリーも高め。
食べるなら脂肪に変わりにくい時間に摂りたいですよね。

ここからはチョコレートを摂るおすすめの時間帯をご紹介します。

おやつで食べるなら14時から


私たちの身体には時計遺伝子という、体内時計を司る遺伝子があります。
その中にはビーマルワン(BMAL1)と呼ばれる脂肪を合成する働きを促進させるものがあります。

このビーマルワンが1日のうちで減っている時間帯を狙うと、脂肪に変わりにくくなりますよ!
ビーマルワンが最も減っているのは14時から15時のタイミングで、最も活発なのは22時以降。
一般的に、夜にお菓子を食べると太りやすいと言われている原因のひとつなので、この時間帯は避けておいた方が無難です。

また、夕方の時間帯よりも食べたエネルギーを消費しやすい日中に食べるのがおすすめです。

おやつは食後に


ビーマルワンが減っているからといって、昼食を抜いてチョコレートを食べるのはおすすめできません。

基本は朝昼夕の食事です。
この食事の間に食べるのが間食で、3回の食事で摂りにくい栄養を補助し、1日で摂取する栄養バランスを整えるのが本来の間食の目的です。

また、空腹状態でいきなりチョコレートを食べると血糖値が急上昇してしまい、肥満のリスクが高くなってしまいますよ!

甘いものを食べても太らない時間について説明します!【糖質制限ダイエット】

まとめ


いかがでしたでしょうか?
最後にこの記事のおさらいです!

– チョコレートに含まれるカカオポリフェノールはカカオ豆に含まれる抗酸化物質
– 血管の炎症を抑えて、血の流れを改善する効果が期待されている
– 身体には体内時計を司る時計遺伝子があり、ビーマルワンは脂肪合成を促進させる時計遺伝子である
– ビーマルワンが最も減っている14時から15時の時間におやつを食べると脂肪に変わりにくい
– ビーマルワンが活発なのは22時以降なので、このタイミングはお菓子を食べること自体避けた方が無難
– ビーマルワンが減っている時間だからといって、昼食を抜いていきなりチョコレートを食べるのは逆効果
– 空腹状態でチョコレートを食べると血糖値が急上昇して肥満のリスクが高くなる

せっかくならば、脂肪に変わりにくい時間を狙って食べたいですよね。
ダイエットにも取り組んでいる人は是非、食べる時間を検討してみてくださいね。

高血圧対策のおやつにチョコレートがおすすめの理由

「チョコレートが高血圧対策になるの?」
「普通のお菓子では効果が無いの?」

高血圧が気になる人におすすめの間食「チョコレート」についてご紹介します。
どこでも手に入るお菓子だからこそ、食べるタイミングや選び方が重要です。

この記事ではうまく活用するためのポイントについても解説します。

チョコレートにぴったりのコーヒーについてはこちらの記事でも紹介しているので、是非併せてチェックしてみてくださいね。

高血圧対策に効果が期待出来るコーヒーの成分とは

チョコレートを摂るメリットや効果


チョコレートにはカカオポリフェノールが含まれています。
ポリフェノールは緑茶やコーヒーにも含まれている抗酸化物質です。

その中でも、カカオポリフェノールはココアやチョコレートなどのカカオ豆を原料にした食べ物に含まれています。
カカオ豆をそのまま使うことのできる食べ物は、ポリフェノールの含有量が多いという特徴もありますよ!
カカオポリフェノールが吸収された後に血中に行き渡ると、血管の炎症を抑えて血行の改善に効果が期待されます。

動脈硬化の予防にも繋がる成分なので、チョコレートは高血圧対策したい人には特にメリットの多い食べ物であることがわかります。

【LDL&血圧】チョコレートの凄すぎる5つの健康効果

チョコレートの選び方や食べるタイミング


チョコレートは代表的なお菓子ですが、健康目的で接種する場合は選び方や食べ方に気をつける必要がありますよ!

選び方は次のことに意識しましょう。

– 原材料名にカカオマスが最初に並んでいるもの
– カカオ成分が70%以上配合されているもの

原材料名は、成分が多く含まれているもの順に表示されます。
チョコレートを手に取って最初に砂糖が並んでいると、カカオ成分よりも砂糖の方が多く含まれているということになります。

また、カカオポリフェノールが高配合されているチョコレートを選ぶには、カカオ成分70%以上のビターチョコレートを選ぶと良いでしょう。
成分のパーセンテージが高ければ高いほど、苦味が増すのでお好みの風味のものを選びましょう。

注意点

チョコレートは脂質の高い食べ物であるという特性を踏まえて接種する必要がありますよ!
脂質の高い食べ物は摂取カロリーも高めなので、ダイエット中の人は気をつけましょう。
また、食べ過ぎると肌荒れの原因にもなりますよ!

食べる量はカカオ成分70%以上含まれているチョコレートを25gほどで十分。
健康目的でチョコレートを食べるときは、15時までの間食のタイミングがおすすめです。

脂肪を合成する遺伝子の活動は15時以降に活発になります。
チョコレートを食べるならば、脂肪に変わりにくい時間を選びましょう。

なに?食べても太り食い時間がある!?「ビーマル1の働き」

まとめ


いかがでしたでしょうか?
最後にこの記事のおさらいです!

– チョコレートに含まれるカカオポリフェノールはカカオ豆に含まれる抗酸化物質
– 血管の炎症を抑えて、血の流れを改善する効果が期待されている
– 原材料名の先頭にカカオマスが入っているチョコレートはカカオ成分が豊富に含まれている
– カカオ成分が70%以上含まれているものが、カカオポリフェノール配合量が高い
– チョコレートは脂質が多い食べ物なので、ダイエット中の人は特に食べ過ぎに気をつける必要がある
– 食べる量はカカオ成分70%以上のものを一日25gほど
– 食べるタイミングは脂質が合成されにくい15時までがおすすめ

スーパーやコンビニなどでも手に入る身近なお菓子のチョコレート。
是非、上手に活用して高血圧対策にお役立てくださいね。