「高血圧の人って肩こりが起りやすいって本当?」
「肩こりと高血圧って何か関係があるの?」
高血圧は自覚症状のない生活習慣病です。
本来は高血圧になったかもしれない!と誰もがわかるような体調の変化はないものですが、合併症が生じているときに頭痛や肩こり、めまいなどが生じる場合があります。
今回は肩こりと高血圧についてご紹介します。
こちらの記事でも、高血圧の初期症状についてご紹介していますので、是非併せてチェックしてみてくださいね!
高血圧には初期症状がある?
そもそも肩こりは何でなるの?
私たちの身体の作り自体が首や肩に負担がかかりやすく、首は頭を支えており、座ったり歩いたりしている時間は首にずっと負担がかかっている状態です。
肩こりは、首から肩にかけて位置している僧帽筋などの筋肉が緊張した状態が続いて血行が悪くなり、そこから怠さや重さを感じて生じます。
肩こりが起こる原因は前傾姿勢のデスクワークが続くことによる姿勢の悪さによるものといったイメージがあると思います。
姿勢の悪さは勿論、肩こりの原因に直結しやすいのですが、それだけでなく、筋肉の疲労や血行不良、末梢神経障害も原因として挙げられます。
#在宅ワーク #デスクワーク #リモートワーク
【要注意】絶対にやってはいけないパソコン&デスクワーク環境とNG姿勢<ワースト5>
高血圧と肩こりの関係
最近は10代の若い人でも肩こりになるぐらい肩こりは誰にでもよくある症状ではありますが、高血圧が原因で肩こりとなることもありますよ!
血圧が高い状態は、交感神経が優位になっています。
副交感神経がリラックスをして、血管が拡張していて血流の循環がしやすい状態に対し、交感神経の働きが優位な状態では、血管が収縮し血行不良が起こります。
自律神経の働き【前編】交感神経と副交感神経の作用
この血行不良が原因で、ひどい肩こりが生じてしまうと考えられます。
肩こりは珍しい症状ではないので、一般的なものと高血圧が原因であるものかの見分けはつきにくいものです。
慢性的に肩こりが起こっている人には高血圧気味である傾向もあるので、肩こりが気になる人は血圧を測ってみるのも高血圧だけでなくその合併症に早く気付くことにも繋がります。
また、普段から運動している人は運動によって血圧の循環が活発に行われているので、高血圧だけでなく肩こりの軽減にもメリットがありますよ!
肥満や高血圧を指摘されてるけれども、なかなか運動へのハードルが高いと感じる人は軽い有酸素運動からチャレンジしてみましょう。
有酸素運動に取り組むメリットについてはこちらの記事でも解説されていますので、是非チェックしてみてくださいね!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
最後にこの記事のおさらいです!
- 高血圧は基本的に大きな体調の変化はないものですが、合併症が生じているときに頭痛や肩こり、めまいなどが生じる場合がある
- 肩こりは、首から肩にかけて位置している僧帽筋などの筋肉が緊張した状態が続いて血行が悪くなって起こる
- 筋肉の疲労や血行不良、末梢神経障害も肩こりのも原因として挙げられる
- 血圧が高い状態は交感神経が優位になっており、血管が収縮し血行不良が起こることで肩こりが生じるケースがある
- 慢性的に肩こりが起こっている人には高血圧気味である傾向がある
- こりが気になる人は血圧を測ってみるのも高血圧だけでなくその合併症に早く気付くことにも繋がる
高血圧が原因で肩こりになる場合があることについて解説しました。
肩こりは、ありふれた症状でもありますが、その原因によっては重篤な合併症もあるのでなかなか改善されない人や頭痛も一緒に症状に出ている人は特に注意する必要があります。
高血圧は自覚症状がなく、なかなか自分で気付くことができない生活習慣病ですが、肩こりも身体からのメッセージを担っていることを意識して早めに予防や対策を行うことを心がけましょう。