高血圧対策に効果が期待出来るコーヒーの成分とは

「高血圧の人が適量のコーヒーを摂ると、具体的にどんな成分が良いの?」
「種類によっては成分が含まれている量が違うの?」

コーヒーのもつ、抗酸化作用は高血圧対策にも効果が期待されています。
この記事ではコーヒーの成分の「クロロゲン酸」についてご紹介します。

高血圧とコーヒーについてはこちらの記事でも紹介しているので是非チェックしてみてくださいね。

高血圧の人はコーヒーを飲むのはダメ?

クロロゲン酸


クロロゲン酸(コーヒーポリフェノール)は、コーヒー特有の抗酸化作用のある成分です。
身体の中で増えすぎた活性酸素を取り除くことで、動脈硬化や脳梗塞、糖尿病などの発症リスクを押さえることが期待されている成分です。

クロロゲン酸は血管の内側の環境を良い状態に保つ作用がありますよ!
また、クロロゲン酸は内臓脂肪の燃焼を促すので、高血圧のリスクの高い肥満が気になる人には特に摂取がおすすめです。

花王 コーヒークロロゲン酸の機能性 Part.1血圧低下メカニズム

花王 コーヒークロロゲン酸の機能性 Part.2内臓脂肪低減メカニズム

どのコーヒーの種類に多く含まれているの?

コーヒーの種類によってもクロロゲン酸の配合量が異なります。
大きく分けて、コーヒーの種類には

アラビカ種
ロブスタ種
リベリカ種

の3つがあります。

その中でもロブスタ種がクロロゲン酸の量が一番多く含まれていますよ!
ロブスタ種はインドネシアやベトナムなど東南アジアで栽培されているコーヒーの木の種類です。
高温多湿の環境でも育ちやすく、風味も力強いロブスタ種。
風味の力強さに好き嫌いが分かれやすい種類ではありますが、アラビカ種の2倍のクロロゲン酸の量が含まれています。

ロブスタ種はカフェイン量も多い傾向があるので、飲み過ぎには注意が必要です。

コーヒーは何杯までなら飲んで良いの?

どの食品にも共通して言えることですが、身体に良いものでも摂りすぎはかえって逆効果になってしまう場合がありますよ!

コーヒーにはカフェインが含まれています。
カフェインを摂り過ぎると血圧にも影響が出てくるので、必ず摂取量に気をつけましょう。

成人を迎えた健康な人では1日のカフェイン摂取量は最大400mgまでとされており、この数値は体格や年齢にも異なります。
コップ1杯(約140ml)のコーヒーに含まれるカフェインの量は約84mgなので、成人ではコーヒーは1日にコップ3杯分程度が妥当とも言えます。

まとめ


いかがでしたでしょうか?
最後にこの記事のおさらいです!

– コーヒーのクロロゲン酸が血圧を下げると言われている
– クロロゲン酸はコーヒー特有の抗酸化作用のある成分で動脈硬化や脳梗塞などの疾患のリスクを下げることに効果が期待出来る
– クロロゲン酸には内臓脂肪の燃焼を促す効果があるので、肥満が気になる人には特におすすめ
– ロブスタ種がクロロゲン酸の含有量が一番多い
– ロブスタ種は力強い風味が好き嫌いがはっきりと分かれがち
– カフェインの量はロブスタ種が一番多いので飲み過ぎには注意が必要
– 成人を迎えた健康な人の場合の1日の最大のコーヒー摂取量はコップ3杯程度

嗜好品としても人気の高いコーヒーで高血圧の対策をするために、押さえておきたいコーヒーの成分と種類についてご紹介しました。
是非、皆さんのコーヒーブレイクの時間のお供選びにこの記事を参考にしてみてくださいね。

投稿者:

血圧さん

平成に栄養士免許を取得。来年から人間ドックデビューの夫と2人暮らし。高血圧気味の夫との食事や運動について綴ります。

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