「納豆を食べると血圧がサラサラになるんじゃないの?」
「高血圧の人が納豆を食べると危険なのは何で?」
カリウムが豊富でたんぱく質も摂れる納豆は、血圧が気になる人だけでなく健康を意識して積極的に食べている人が多いのではないでしょうか。
しかし、高血圧の人で医師からを処方されている人は納豆に注意しなければなりません。
処方されている薬によっては、納豆が禁忌である場合もありますよ!
この記事では納豆を食べるメリットをご紹介しながら、絶対に納豆を食べてはいけない人とはどんな人なのかについて解説します。
納豆を食べる基本的なメリット
納豆は「畑の肉」とも言われる大豆を原料にした伝統的な日本の食べ物です。
特有の匂いと食感が好きな人も多く、多くの食卓で朝食の定番になっているのではないでしょうか。
納豆を食べる基本的なメリットには次のものがあります。
– 大豆イソフラボンが豊富
– 納豆菌が腸内環境を整える
– 植物性たんぱく質を摂取出来る
– 食物線維が多い
– カリウムや大豆イソフラボンが含まれている
– 大豆製品のメリットである、血圧や血中脂質の低下にも効果があるというデータがある
それだけでなく、加工食品にもかかわらず栄養成分の損失が少ないのも納豆の魅力のひとつ。
また、普段から納豆を食べる人は食べない人に比べて循環器疾患による死亡リスクが低いという報告もあるようです。
高血圧の予防や、一日の栄養バランスを整えるためにもメリットの多い食品であることがわかります。
納豆を食べてはいけない人とは
納豆を摂る一般的なメリットについて解説してきましたが、ここからは納豆を絶対に食べてはいけない人はどのような人なのかを解説します。
大豆アレルギーの人が納豆を控える必要があるのは勿論、心臓疾患の患者によく処方される薬のワーファリン(ワルファリン)は納豆が禁忌として医師や薬剤師から説明を受けている場合があります。
したがって、ワーファリンを処方されている人を食べてはいけません。
ワーファリン(ワルファリン)は血液凝固剤として使用されている薬です。
薬の作用によって血をサラサラにして血栓が作られるのを防ぐ効果があります。
主に心筋梗塞などの治療や予防に使われているメジャーな薬です。
ワーファリンはビタミンKの働きによって効果が阻害されてしまいます。
納豆に含まれる納豆菌は私たちの腸内で非常に多くのビタミンKを生成します。
ワーファリンを処方されていない人にとって、ビタミンKはカルシウムの骨への吸収をサポートしてくれたり、良い働きをしてくれるものですが、ワーファリンを服用している人は最悪の場合死に至るほど危険であることを覚えておかなければなりません。
納豆自体のビタミンKの含有量はそれほど多くはないのですが、納豆菌が腸内で生成する量が多い特徴があります。
納豆はワーファリンの処方がされていない人が高血圧の予防や対策に食べることはおすすめですが、禁忌とされている場合は絶対に食べないようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
最後にこの記事のおさらいです!
– 高血圧の人で医師からを処方されている人は納豆を食べてはいけない場合がある
– 納豆は基本的には栄養が豊富でメリットの多い食材
– 加工食品でありながら、大豆イソフラボンやたんぱく質、食物線維やカリウムなどのミネラルの損失が低いのも納豆の魅力
– 心臓疾患の患者によく処方される薬のワーファリン(ワルファリン)は納豆が禁忌とされている
– ビタミンKの働きによってワーファリンの効果が阻害されてしまう
– ワーフアリンを服用している人が納豆を食べてしまうと、腸内で納豆菌がビタミンKを多く生成することから重篤な状態になるほどの危険がある
– 納豆自体のビタミンKの含有量は少ないが、腸内で納豆菌が作るビタミンKの量がワーファリンの働きを阻害して重篤な状態になるほどの危険があるほどである
– 納豆が禁忌とされている人は絶対に食べてはいけない
ご飯のおともにとしても欠かせない納豆は、基本的には食べるメリットの多い食品ですが、食べると重篤な状態になる危険がある人もいます。
メリットだけでなく、注意するべきポイントを押さえておきましょう。
高血圧の予防には適度な運動もおすすめです。
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